上野九日目

今日の高座は「へっつい泥」。

上方落語で
「へっつい盗人」とされる噺で、
江戸ではあまり演る人がいません。

基本的に噺は誰かに教わるものなので
私も
とある師匠に教わりました。

稽古をつけてくださるというのは
商売道具を
タダ同然で譲って頂くということ。

どの噺もこれまでの噺家が
引き継ぎ守ってきた噺。
そう思うと一段と有難いです。

筋は、
兄貴分に引越し祝いを送りたいが金がない。
じゃあ盗みをしよう。
なんともマヌケな設定 笑

マヌケさが出るように
盗みの雰囲気が出るように
難しいですが
今後長く付き合っていきたい
そう思う噺のうちの一つです。

こちらの写真の私の左側のお客様、
といっても、
私が三壽に入門するきっかけをくれた方。
一年のうち半年は
山小屋の番をしているの方なのですが
今日は時間を作って駆けつけてくれました。
アマチュアで落語もします。
得意な噺は「つる」。

色んな人の想いの上に
今の自分が成り立つ。

ルーっと想いが飛んできて
ツっと自分に止まる

そんな、
ルーツを想う一日となりました。

古典落語「つる」より引用。

柳亭市寿

落語協会 二ツ目