池袋四日目

高座は「権助魚」。

高座を下りて着替えていると
小燕枝師匠から
「権助魚のサゲは誰が考えたか知ってる?」
との問い掛け。

お聴きするとなんと、
志ん朝師匠や談志師匠を観ていた
素人のお客様の考案したサゲとのこと。

知らずにおりました。

よくよく聴いてみると、

私がこの噺を教わった師匠、
その師匠にこの噺を教えた師匠、
さらに
その師匠にこの噺を教えた師匠、
小燕枝師匠でした、、、!
伝統の中に居られる幸せたるや。


ところで、
寄席にはお囃子の師匠がいます。
皆んな女性ですが、
その中で来月いっぱいで引退する
こう師匠から
同期の㐂いちさんと一緒にお誘い頂き
二ツ目昇進祝い、入谷でお食事。
隠れた名店を教えていただきました。

帰りに芸能の神様が祀られている
小野照崎神社へ。


渥美清さん、立川談志師匠なども
来られていたという場所。

ふと、
掛かっている絵馬に書いてある
誰かの願いごとをのぞいてみる。

小説家になりたい人が何人かいる!

小説家は誰しも一度はなりたい職業
とも言われますよね。

噺家だって
自分で新作落語を作っても良い訳ですから、
表に出たい人なら
小説家でなく
噺家や講釈師も良いのかも。
もちろん喋るのと書くのは違いますが。

何にしろ私の立場を考えてみる。
噺家になることが出来、
二ツ目にさせてもらえた。
ここから、
やりたいことをやるべきなんだ!

神社でスッとして帰路を辿る。
寿伴拝

柳亭市寿

落語協会 二ツ目